酪畜調査団

今年も年末の予算案決定に合わせる為の、自民党農林部会酪農・畜産委員会のメンバーが釧路・根室地域に聞き取り調査のために来訪しました。釧路空港についてすぐ、近くの浅野牧場を視察し、施設の現状を見、息子さんの乳牛改良について最新の考えを聞きました。その後釧路市内のホテルに場を移し、根釧両管内の組合長さん達から地域酪農の経営状況や、酪農家の現状などについての訴えを聞きました。未だ6割の農家が赤字の状態が続いていることや、副産物のぬれ子(ホルスタインの雄仔牛)価格が極端に下落したままで、受精料にもたりない程な事等が語られました。私は食糧安保と言いながら、今の「生かさず殺さずの農政では、将来食料生産を担う人がいなくなる」事や、大規模化でも働き手を外国人に頼る状態では、将来の生産が危うい。もうこれまでの農政だけでは農業の食料生産を担う事は無理で、20年後30年後には食料生産が崩壊すること、それを防ぐには地域にある産業を再生させるための地方創生(再生)と合わせた施策が必要だと訴えさせていただきました。


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