今日の予算特別委員会では建設、水産林務、農政の各分野の各部審査質疑が行われた。建設では災害に強いインフラ整備や、避難道路になる道々未整備区間の問題など、水産では最近獲れるようになったマフグの利活用、林業では植樹用苗の確保、農業では土地改良や、エゾシカの農作物被害、馬鈴薯の種子確保、酪農・農業への新規参入人材問題、米買い取り価格高騰の影響等々が議論された。農業問題に限って言えば、新しい農業・農村振興計画を立てるに当たって生産増をどう実現していくか、高騰する資材・農機具などについて経営継続のために今の半額助成で良いのかと言った議論がされた。その議論を聞いていて、酪農で言えば生産目標が今より高い440万トンとする事や、法人化などで規模の拡大をしていくと言った方針が答弁されているが、これから急速に人口が減り、しかも現実に脱脂粉乳が余り、拠出金を使って在庫減のための措置をしなければならないのに何で増産計画を立て消費拡大をしていこうとするのか?個体乳量を高め所得を増やそうと言うが、高止まりする配合飼料に苦しめられているのに本当にそれが正解なのかといった疑問が出てきた。今後じっくりそれを調べ議論していかなければ道を誤ると思った。