農政改革

 農業の非効率性を論い、規制改革推進会議なるものが様々な改革を農業現場にも押しつけてくる。小規模家族経営がいかにも時代にそぐわず、自由競争の中で大規模化し、企業経営的な生産体制にすべきであるというのが趣旨で、その提言に乗った政府や自民党が、現場を知らずに改革を行っていき、生産現場を混乱に陥れている例は枚挙にいとまが無い状態になっている。農業というものは土と太陽と水から人の食料を生み出すという人が生きる上で最も大切な営みで、それが工業生産のように機械的に大規模経営をするのが生産性の向上になるかという検証さえされていません。机上で最も良いプランだとされても、現場では農村の崩壊や、雇用労力の不足、資材価格の値上がりなどむしろ大規模経営の方が困難に陥って居る例が目立つのに。現場ではもういい加減にしてくれと言う気持ちが一杯です。


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