北海道医師会が道内で認知症に関する地域検討会を開催することになり、その最初の検討会が根室管内を対象に、中標津町で開催されました。この地域ではまだそれほど深刻な状況ではありませんが、今後、少子化と団塊の世代の高齢化でバランスが崩れ、施設の不足や介護士などの人材不足が顕著になって来ると予想されます。そこで提案されたのが「地域における認知症に係る行政・多職種連携システム構築のための検討会」で、国の法改正に伴って「地域包括ケアシステム」を設置しなければならず、その体制整備をすることになっています。この検討会を最初に中標津で開いてくれたことに、医師会の配慮を感じます。