8月15日調査の北海道作目別生育状況調査結果がまとまったとの報告が農政部からありました。これによると、水稲は3日遅れで8月1日からは1日のやや回復。馬鈴薯は平年並み大豆・甜菜・タマネギは2日遅れでいずれもやや回復、2番牧草は平年並みとなっています。
地域間、畑の条件によって大きな格差があり、根室管内の馬鈴薯は13日遅れ・ビートは14日遅れで、低温と湿害で根ものは壊滅的な打撃を被っているものが、数字では実感として感じられないものになっています。
馬鈴薯は、葉の数や草丈では図りきれず、芋が何個なっているか、それによって今後の天気の回復度合いでどのように回復できるかが判断できるのですが、今年は”なり数”が極端に少なく、先行きが心配される状況です。
いずれにせよ、今の数字で一喜一憂しているわけには行かないので、農家には回復に向かって全力を尽くして貰いながら、天候の回復と今後の対策を準備して行かなければならないと思っています。
隣の種子馬鈴薯畑、滞水と、湿害で葉が黒くなってきており(奥の方)、種子としての収穫は見込めなくなっています。(8月10日)
生育状況調査
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