環境ビジネス

昨夜のテレビで、京都議定書による、炭酸ガス排出権の売買のことが取り上げられているのを見て、考えさせられました。人間の欲望には限りが無く、経済的にも、暮らしに於いても常に右肩上がりの成長を求めています。それが、化石燃料の消費を促進し、その結果長い間その燃料に封じ込められていた炭素を、二酸化炭素という形で大気中にだし、これが地球温暖化ガスとして、様々な気候変動を生み出しているというものです。特に南太平洋の珊瑚礁の島が、水没の危機にさらされている様子は、このまま成長と、経済効率を追い求めていくと私たちの子孫の将来が暗示されているようで、不安になります。それと共に、何でも自由競争のアメリカ企業が、自国は京都議定書の受入を拒否しながら、多国間の排出権の売買をして、大もうけしているということに、大きな腹立ちを覚えました。需要と供給があれば、商売になるとはいえ、さながら死の商人のように、平気で権利の売り買いをするのは全くいただけません。ホリエモンの如く金万能ではない社会をもう一度築き直して行かなければならないと、改めて思います。


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