訪日している中国副主席の天皇陛下との面会をめぐって、慣例を破って急遽決まったことに対する波紋が広がっています。
慣例では、天皇陛下との会見には、一ヶ月以上前に申し込み、調整をした上で決定し、会見するということになっていますが、今回は先月23日に突然申し込まれ、官房長官らの数度にわたる要請で宮内庁が折れて実現することになったというものです。
先に小沢幹事長が訪中し、今日は副主席が来日するということの中で、政治的に利用したのではないかという非難に対し、小沢幹事長が記者会見で
「あなた達は憲法を知っていますか?何処にこういうことが書いてありますか?天皇は内閣の助言や承認によってその行為を行う、と書いてあるのですよ」というわけです。
昔私が中学生で、反抗期だったのか先生に逆らって、「そんなこと法律に書いてないよ。」と言ったことを思い出しました。
その後教わったことは、「法律は人間社会でどうしても守らなければならない最低限のルールだ」ということでした。
そう最低限なのです。
ここに至る前には膨大な量の道徳や、良識という社会ルールがあるのです。
道端にゴミを捨てるのは本来なら常識・良識の中で守られるものですが、守らない人が多くなったからこそ条令や法律で規制しなければならなかったものです。
勝った者の奢りではないでしょうか、政治家として最高峰にある方の言葉とは思えません。
法律に書いてありますか
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