小事の積み重ね

女房の義理の姉が亡くなり、今夜お通夜を行った。通夜法要の後、慣例の導師による説教があった。いつもは殆ど決まった中身の説教なので今夜もと思って聞いていると、まあその通りでは有ったが最後の方で、「亡くなった方は、明日のお葬式で戒名を授けられ、これから49日までお釈迦様の弟子となり修行を積んでいって初めて仏様として皆さんの所から旅立っていく。その間皆さんは亡くなられた方の冥福を祈りながら、無事仏様となられるよう、一日一日「このことはしてはいけないとか、このことをしてあげようとか、小さな事で良いから積み重ねて行く努力をして欲しい」と仰いました。このことは決して亡くなった人の冥福を祈るためだけでなく、人間として有るべき姿だと今更ながら頷いて聞いていました。小事の積み重ねは大事を生むと言うことでしょう。


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