夜のNHKで、消費税増税に関する議論をしていました。賛成、反対各論を、論理的に話す人もいれば、感情的に話す人もいて、整理するアナウンサーの手腕が問われるような番組でした。公共事業に対する考え方や、医療や福祉のレベルや、範囲をどうするか、大きな政府、小さな政府の議論、いまの経済の仕組みや、これからの社会のあり方など、議論はどんどん広がりと、深みを持っていきました。これまでの政治に対する不信感も加わって、なぜこれ程の負債が出来たかの論議にまで行きました。もう公共事業は出来ないとは言いながらも、有権者は政府からお金を引き出す政治家を求めてはいないでしょうか。少なくとも北海道の、札幌以外のところではそうではないでしょうか。これまでの、人口増加時代から、少子高齢化時代への考え方の切り替えも必要との谷垣財務大臣の発言に、時代と政治の曲がり角を感じました。