占拠

台湾と、ウクライナで、国会や役所などの占拠が報道されています。
台湾は、中国本土との経済連携の進展に独立の危機感を持った若者の国会の占拠。
ウクライナでは、親ロシア派による東部州の政府機関や、警察署などへの襲撃と占拠で性格は違いますが、隣の大国を意識しながら自分たちの主張を通すための実力行使です。
違うところは、ウクライナでは武装した勢力による実力行使といった性格が強いことで、後ろにロシアの後押しが感じられることです。
ウクライナ政府もロシアのガス供給停止や、口実を与えてのロシア軍の介入を恐れて武力による排除が出来ない状態のようです。
ソ連崩壊後独立しながら、特に資源や工業を持たない農業国として、経済的に行き詰まり西側と、旧宗主国の狭間で揺れ続けている国の悲哀を感じます。
北方領土問題を抱える日本としても、他人事とは感じられません。


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