北海道介護福祉学校

今週は、保健福祉委員会での道内調査。1日目は、栗山町にある北海道介護福祉学校を訪問しました。ここは全国でも介護福祉士養成ではただ一校という町立の専門学校です。昭和63年、人口減少と町の福祉の将来を見越して全国に先駆けて開校したものです。ここの教育理念は、技術は勿論ですが、自然と生命を尊び、人間を大切にするという理念の元で社会福祉事業者としての基礎を学ぶ事に重点を置いているそうです。開校当時は80人の定員でしたが、少子化や他産業の人手不足が重なって応募学生が減少し、今では40人の定員にしていますが、それでもその定員に満たない状態と言うことです。道内の市町村と連携協定を結び、高校生の体験入学や、地元栗山高校ではコラボ授業を行うなど、介護人材確保のため懸命の努力を続けています。必要なのにその仕事の厳しさなど3Kといわれる職場には若者が集まらないことで、将来の福祉が危惧されます。


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