北海道での北方領土返還運動の組織体となっている、「北方領土復帰期成同盟」根室支部の総会が開かれました。占拠されてから68年経ち、未だに解決の糸口も見えない北方領土ですが、元島民組織の「千島歯舞居住者連盟(千島連盟)」と共に返還運動の先頭に立って来た北海道の運動体ですが、一向に進まない日ロ交渉のせいか、国内での関心がイマイチ盛り上がらず、外交交渉の後押しとなっていないのが現状です。
加えて千島連盟は高齢化し、2世や3世の青年部はあるものの自己の経営や、地域の中心を担っている事もあって、懸かりきりというわけにも行かず、啓発事業が思うようにいっていないのが現状です。
国民、特に若い人達が関心を持って運動に参加しなければ、永遠に領土は返ってこないことは、中国の尖閣に対するしつこい態度を見ても解ることです。
今後運動体としての北方同盟が、事業や行事をこなすだけの団体から脱皮して、運動の拡大を実現する事を期待しています。
北方領土復帰期成同盟
Categories:
Tags: