毎年行われている中春別農協の酪農対策協議会役員と農政部幹部の研修懇談会が開かれました。とても苦しかった生産調整を行った2年間をすぎ、ようやく前途に明かりが見えてきた状態ではありますが、まだまだ経営的に厳しく、特にセイフティーネット資金を借り入れた農家は、今後返済していく中では、やはり既存の資金返済に上乗せとなるので苦しい経営が続くことになり、何らかの救済措置が必要だという認識が示されました。経営を続ける戸数が減少していく中で、残った農家がそれを引き受ける事も限界となっており、農地管理や粗飼料不足地域への販売などについてもルートを作る必要がある等にも話が及びました。決して希望に溢れた酪農までには至っていませんが、高所得を確保して、後継者や新規就農者が参入したくなる環境を整えられればと思いました。