フィンランド交通事情

海外視察研修から帰ってもう2週間が経ちました。今回の研修の目的は、フィンランドに於ける「ネウボラ」という総合的子育て・家族支援制度、北方民族の「サーミ族議会について」、スエーデンのIT教育の実態について、国会への表敬訪問と政治についての研修、そして北海道立近代美術館改修に備えてのスエーデン近代美術館視察でした。今日は番外での見聞になりますが、フィンランドの交通事情についての体験を書きます。フィンランドは北海道と同様の寒冷地で、人口も約500万人とほぼ同じ国ですが、農地はわずかしか無くその大部分は森と湖の国と言われるとおりで、居住は点在する地域の拠点に集まって住んでいます。鉄道網はヘルシンキを中心とする南部にはありますが、そのほかは高速道路と国道で結ばれています。その鉄道で一番驚いたのがヘルシンキの駅で一日券を買うと市内に発達している路面電車も含めて全ての公共交通はフリーパスで、鉄道には改札口は無くホームも道路からそのまま乗り込めるところにあり、バス停や路面電車と何ら変わりが無い事に驚きました。不正乗車はないのでしょうか?また、高速道路も無料で、一般道と変わりが無く、地方の交差点は信号の代わりにロータリー式となっており、直進の車もそこでスピードを落とすので大事故に繋がりにくく、車が来ないのに止まって待つ事も無くスムーズな走行が出来ます。北海道でも地方の交差点に取り入れるとよいとおもいました。


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