トロール漁とトド対策

午前中、羅臼町、標津町、別海町の行政や漁業組合、議会の代表が道庁と議会を訪れて、羅臼から別海沖の北方領土海域でのロシアトロール船操業禁止と、年間15頭しか割り当てがなく漁業被害の出ているトド対策を要望しました。トロール船は1988年から羅臼沖に現れ、その後この漁場のスケソウダラやホッケの漁は激減し幾度かの減船措置をしてきましたが、それでも漁は少なくなっていくばかりで、越境操業が絶えず、銃撃事件もあってから安全操業の枠組みも出来ましたが漁模様は回復していません。もう数年にわたる要請ですが、トロール船による漁網被害の日本国からの一部保証以外、相手がロシアと言うこと、領土問題が関わるので一向に改善されません。トド被害も同様で、生息頭数が北方領土がらみとなるので、把握できず、嘗て捕獲していた15頭の割り当てに限られ、常に漁業被害に悩まされています。知床世界遺産の関係もありますが、地域で人々が生活できないのでは何の意味もありません。


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