国会における定数削減が大詰めに入ってきた。
衆議院選挙制度調査会が答申した選挙区と比例区で10削減する案をどう受け入れるかで、自民党とその他の政党での違いが出ている。
この答申で注目されるのは、新たに定数を決める際の「アダムス方式」の導入だ。
これは、各県の人口を一定数で割り、その商の小数点を切り捨てて1を足すという方式という事で、これを厳密に適用すると13の県で減少し、首都圏を中心に7議席増えることになる。
賛否を見ると民主党を筆頭に少数議席の政党がアダムス方式での定数変更を主張し、この方式をとらない自民党を党利党略と非難しているが、その言葉はそのまま定数の増える都市圏で議席を得やすい少数政党の党利党略だと返したい。
国勢調査結果を見ても解るように限りなく首都圏への一極集中が進んでいるのはなぜか、この上ますます地方のことを置き去りにした政治が進むような定数配分になってもいいのか、十分議論して欲しいものです。
アダムス方式?ですか
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