こどもの日

この言葉を聞くと、子どもは元気よく外で駆け回り、空には鯉のぼりが泳ぐ風景を思うのは、昭和のおじさんのレトロに過ぎないのでしょうか?最近では外でつるんであそぶ姿は殆ど見られず、鯉のぼりの姿も見られなくなっています。生活様式や、子どもの遊びの変化もあるのでしょうが、やはり子どもの数が極端に少なくなっているのが大きいのではと思います。日本全国で一年に生まれる子どもが80万人を下回って、年々5万人も減少している現状から何が見えてくるのでしょうか?政府は「異次元の少子化対策」として、子育て支援に多額の予算を計上していますが、果たしてお金が少子化の原因でしょうか?日本では「貧乏人の子だくさん」という言葉がありましたが、今では裕福な家庭も貧乏人の家庭でも「少子化」です。当然のごとく結婚して子どもを産むのですが、先ず結婚をしない若者が増えている、「早く結婚しなさい」などと上司や政治家が言おうものならセクハラと言われ、政治家の首が飛ぶ時代です。しかし20代で結婚して3~4人の子どもを育てるのは本当に無理なのでしょうか?中標津町のような地方でさえ、この20年間で生まれる子どもの数が半減しているのです。比較的子育て環境の良い一次産業の戸数減と後継者たる若者の減少が人材の供給元を弱体化させている現実を直視してその対策を打つ方がお金を配ることより大切なのではと思うのです。


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