進む円安

昨日から、円とドルのレートが160円を超えるものとなっています。輸出企業にとっては追い風と言えるのでしょうが、輸入の多い酪農家の使う飼料用穀物や、燃料などの高騰が続くばかりでなく更に値上がりへと進んでしまう事になります。今は牧草収穫の真っ最中ですが、これに使う機械は殆どが輸入品で、コロナ前頃のⅠドル100円ちょっとから50%も円安となったことや、日本と諸外国との物価格差も相俟って6千万円くらいで買えたものが1億円にもなっているのが現実で乳価を少々上げても追いつかない状態です。アメリカと日本の金利格差が4%ということで、円を所有するよりドルの債券を所有する方が有利と言うことで、輸出で稼いだお金や金融機関や保険業界の保有する日本円を売ってドルを買う動きは止まらず、益々円安に進むという事になります。何らかの方法でこれを修正できなければ、資源のない日本経済は破綻してしまいます。


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