札幌のマンションで自炊をしていますが、米を食べてしまったので、買い物ついでに買ってこなければと、いつもの八百屋さんに行って見ると、棚にあるのは餅米ばかり。「うるち米はないの?」ときいたら、「売れてしまってなかなか入ってこないのですよ」との返事。勿論この店は米を売る店ではないのですが、それでもいつも棚に置いてありました。ニュースなどの話題で、昨年の暑さで主産地の作柄が悪く市販の米が不足気味、との情報は知っていました。毎年10万ヘクタールくらいの減反で生産調整をしていますが、少し作柄が悪くなっただけでこの有様です。バターもこの夏の牛乳が暑さで生産量が減ることを見越して4000トンの輸入をするとか。昨年まであれ程厳しい減産での生産調整をしてきながらその舌の根も乾かないうちにこの措置です。国産のバターをつくると余っている脱脂粉乳も生産されるためどんどんバターをつくるわけにも行かないとは言え、今回法改正された「食料・農業・農村基本法」で「食料の安全保障」を取り入れているのですが、現実はお寒い状態です。