かつて日本一を競った根室海峡の秋鮭が、近年だんだんと獲れなくなり、昨年は遂に一昨年の半分以下という状態になりました。
何が原因か究明が急がれるところですが、広い海を相手にする秋鮭ですから、そう簡単にはいかないようです。
今日は標津町にある「根室管内さけます増殖協会」を訪問し、今日が最後の勤務という三浦専務にいろいろとお話を伺いました。
北部系の問題点は、標津川の鮭に親魚をたよりすぎている事、南部系の西別川の鮭の回帰率がかなり低い水準にあること等があり、またここの稚魚が放流した時点より河口でやせてきているという事については、かつてより稚魚を大きくして放流していることも途中の川での餌不足を生んでいるかもしれないなどが考えられると言うことでした。
今後途中での生育調査をしたり、放流場所を変えるなどの試験もして結果を見たいとのことでした。
4年経たなければ結果が出ないものですから、1年でも早く対策を打ちたいものです。
秋鮭豊漁に向けて
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