かねてから地元から要望されていた知床半島での携帯電話不感地域解消のための中継局設置計画が、自然保護団体からの反対で中断されることとなったとの報道がされています。4月中旬頃、道の方から地元議員の私にも説明がありました。オホーツク海側の高橋議員は地元や自然保護団体からの反対がある事を懸念していたところです。私は羅臼町役場に確認をしたら、斜里町の方へは10数件の抗議電話が寄せられていたようですが、羅臼町には1件のみでそんなに心配していないとのことでした。計画では中継局のアンテナは知床岬灯台のところに併設する事とし、電源は太陽光パネル250枚位で、岬地域に設置することは景観上好ましくないので、近くの文吉湾の所に設置し、そこからケーブルで電気を送る計画と言うことでした。私は太陽光パネルの多さには少し懸念がありましたが、文吉湾は漁船が緊急避難できる船着き場もあり、そこからなら景観上も問題ないと受け止めていました。また、環境省が許可をだしていると言うことで、各方面の承諾も得ていると理解していました。しかし、今回の中断決定です。この件については羅臼の若手漁業者から要請を受けた伊東代議士が、各方面に働きかけ、今噂のH参議が総務省などに強力に働きかけ実現に向けて進んだものです。私も7年くらい前に羅臼町から要請があり、ソフトバンクの知り合いに相談したところ、調査に入ってくれた経過がありましたが、羅臼側から海域全体を網羅できる場所と電源がないことで断念していました。羅臼町長はその時、無理だろうけど海上にブイのような局や、向かい側の国後島に設置などの案も提示がありました。漁業者の立場に立てば、何とか実現してもらいたいものです。