格差社会

今日の国会中継を切れ切れに聞いていました。小沢民主党代表は、代表質問の大きな時間を格差是正関連に費やしていました。かつての、一億総中流といわれた時代と、何がどう変わっているのかどうも良く解らないのです。これは、私がそこそこの生活をしているからかも知れません。仕事に就こうとしてハローワークに行っても、希望する職に出会えないというのが地方の実態で、売り手市場となっている都会とは全く違った状況になっている実態を見るとそうかも知れないと思えます。あるいは、テレビで中央の好景気が伝えられても、地方は不景気の波が去らないと感じているからかも知れないと思います。最近、貿易の自由化の波が押し寄せてきそうな中で、ニュージーランドの酪農家が、25円程度の乳価なのに、一年に一ヶ月ものバカンス休暇を取って日本までやってくる余裕はどこからでるのだろうと不思議に思います。格差社会も、比較する対象があるからそう感じるのかも知れないとも思います。栄養食品や、やせる秘策の報道のように、一過性の、マスコミに作られた格差でなければよいがと思います。夕張の再建団体転落で、ゴミの有料化や、敬老パスの廃止、下水道料金の値上げなど、住民福祉の後退であるかのような報道がありますが、例えば中標津町では、以前からゴミは有料だったし、敬老パスも廃止されています。確かにこれは福祉の後退ですが、赤字再建団体になることが防げていることは確かです。どこでもやっている自己防衛策をとらずに、再建団体に転落したところの住民だけを可愛そうと言って、美味しい話だけして帰る政党調査団のリップサービスがあっても、そのことを自らも苦しい財政運営をしながら実現してやらなければならないのが、自民党のような与党だと言うことを、皆さんには解ってもらいたいものと思います。


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