福島原発事故以来、全国で定期点検に入った原発の再稼働が出来ず、稼働中の原発は、遂に震災の直前に定期点検後の試験運転を始めていた泊原発三号機のみとなりました。
ウランという核物質を燃料とするだけにこれまでも安全性を最重点にしてきました。
圧力容器は、室蘭にある日本製鋼所の一体成形技術が世界で最も優れているとして世界に輸出しても来ました。
北電泊三号機の建設中に原因不明の「ぼや」が多発し、現場を見にも行きましたが、とにかく安全第一という姿勢が徹底していたものでした。
昨年6月にも同期の仲間と視察に行きましたが、非常時の給水施設や、代替発電車などの設置もされ、非常時訓練も頻繁に行われていました。
一旦事故が起こったら、放射性物質を排出することもあって全国的に再稼働反対の声が大きくなっていますが、科学技術の力では乗り越えられないものでしょうか。
どんどん高くなる石油価格に加えて外国に比べて割高となっている電気料金も値上がりして行けば、円高と相まって日本の製造業の競争力がどんどんなくなり、製造業は海外へ出て行き、停止した原発で働いていた関連企業の方達と共に、失業者の山となるのではと危惧します。
原子力は科学の技術では乗り越えられないか
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