北海道の今後の経済は?

内外調査会の例会が開かれ、日銀札幌支店の岡本宜樹支店長の「北海道を取り巻く金融経済情勢」についての講演を聴きました。氏は先ず世界経済の見通しとして、IMF予測では1980年から今日までの平均成長率が、多少の浮き沈みがある中で平均が+3.4%となっている中、今年を中心にした3年では3.2%とコロナ収束後にも拘わらずあがってこないこと。その原因は欧米の高金利と、世界のIT企業の業績が上がってこない(中国押さえ込みと、新しい要素が出てこない)事によると述べました。北海道経済については、公共投資が比較的順調となっているものの、持ち家投資が極端に落ち込んでいること、設備投資はやや回復していること、道内総生産が伸び悩んでいる中、生産年齢人口の減で一上がってきている上がってきているが、九州と比較すると面積では約2倍にも拘わらず、域内総生産は43%と半分以下となっていて、特に半導体関連産業の集積の差が非常に大きいことが分かっており、今後のラピダス関連企業の進出や、今後の再生可能エネルギー分野での成長が期待されるなどの分析が述べられた。さて良くなるのかどうか?


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