月一回の内外情勢調査会例会に出席しました。講師は同志社大学法学部教授の高橋晃嗣氏。題は、「変動する国際情勢と日本の課題」で、先ず安倍政権の評価から始まり、退任表明の際の支持率が71%に跳ね上がったことをとらえ、国内では批判もあるものの景気と失業率を改善し、3822日という歴代政権では最長期で、国際的にも顔の見えるリーダーとして認められていたこと。プーチンと24回もの直接会談にもかかわらず北方領土問題が進展しないのは米ロ関係が冷え切っているから、といった見方のほか、バイデン政権となるアメリカと日本の関係、その中での日中関係、菅総理の政権運営と解散総選挙の時期などについて熱のこもった講演を聞くことができました。2024年が日米共にトップの交代を迎える年になり、この年の結果が今後の日本と世界の大きな転機となるかもしれないとの話も興味深いものでした。