道外調査二日目は、鹿児島から九州新幹線に乗って、福岡県の八女市にお邪魔しました。途中まだ新幹線が開通していない区間は「リレーつばめ」に乗り継いでの移動でした。
八女市は、「八女茶」で有名な福岡県南部の町ですが、昨年合併新法で合併第1号となた市でもあります。市の東部にあった上陽町を吸収合併し、今はまた南部にある黒木町・立花町・矢部村・星野村の二町二村と合併しようとしています。それぞれの市町村住民に、合併後の諸条件は現在の八女市のものに合わせることなどを示した上で「合併に関するアンケート調査」(賛成・やむを得ない・反対)を実施した結果、賛成とやむを得ないという答えが70%に上ったことを受けて法定協議会を設置して進めているとのこと。旧八女郡という地域行政的にもつながりが深いこともあって、住民の反対はあまり見られないとのことでした。かつて藩の下で同じ領主によって治められた古い歴史と、郡が機能した時代を持つ地域はこういう事が進めやすいのではないかと思いながら聞いていました。さらには、県や、中心になる市が、積極的に住民に働きかけて合併に向かって進みやすい環境を作っていることも今後の参考にするべきと思いました。
八女市
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