アメリカの大統領選挙で、ハリス副大統領を圧倒的に破ってトランプ前大統領が返り咲くことになった。アメリカ第一主義を掲げてロシアや中国が好き放題を行うようになった元をつくった前政権時代の再来を心配する声が世界中に充満し、大きな不安をもたらしているように思う。個人的にはあのような品のない大統領を選ぶアメリカは、開拓時代の無法地帯に戻ったのではないかとさえ思ってしまう。これからの世界経済や、国際秩序がどうなるか不安だ。翻って日本国内の政治状況も不安定化しており、長期的視点のない大衆迎合の人気取り政治が幅をきかせるようになっている。社会が自由主義・個人主義に傾き「今さえ、自分さえ」良ければ良いという風潮は決して良い将来は生まないと思うのだが、これに誰が竿を立てられるのだろう?