九州が線状降水帯に襲われ大きな水害に見舞われています。今の私には心よりのお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を祈るしかできません。近年こうした大雨被害が目立って多くなりましたが、これも地球温暖化に伴った気候変動によるものと言われます。そしていま改めてダムの洪水調節機能が見直されてきました。昨年の関東圏での台風の大雨の時も出来上がったばかりの八ッ場ダムが湛水試験中だったにもかかわらず満水までためて下流部の洪水被害を軽減できたと報じられました。今回の熊本での大雨では、民主党政権下での事業仕分けで中止となったものを県が受け入れたとのこと。ダムをムダという政党はいくつかありますが、こうした万が一の災害で人の命や多大な洪水被害を軽減することとどちらが重いか知るべきです。私が議員になって間もなくの日高豪雨の時も、出来て間なくの二風谷ダムが大量の立木をせき止めて、下流部の被害を軽減できたことを被害調査に出向いた際伺ったものです。たとえ高額の費用が掛かっても何十年もの間、下流の住民を守れるなら決して高いものではないと思うのです。