中堅が足りなくなります

 道財政の逼迫度が増した平成17年頃から、道庁では、給与の自主削減と職員数の削減を行ってきました。このことによって、平成22年までの10年間で年間1440億円余りの削減を成し遂げてきました。
 勿論この中には、試験研究機関や札幌医大の独法化で、交付金化したものも含まれていますので丸々と言うことではないのですが、兎も角努力はしてきました。
 しかし、職員数削減は、退職不補充という手法で行ってきたため、ここ10年間の若い新卒職員採用を極端に(最盛期の10分の1)減らしたために、10年後の平成32年頃には中堅どころの職員が極端に少なくなり、そのまた10年後には幹部職員が不足するという事態になります。
 今日の決算委員会ではそのことを取り上げ、採用のあり方を質問し、また採用時期などについても提案しましたが、簡単な解決策は出てきません。
 目の前の課題のみに囚われると将来に禍根を残す良い例に思えます。
 政治をするのは結局人なので、将来を考えた人材確保をしっかりやらなければならないとあらためて思います。
11月9日決算委員会.jpg写真にすると老けて見えるように・・・

公営企業会計

 決算特別委員会は今日から質疑に入り、まず公営企業会計の審査が行われました。
 北海道が公営企業経営を行っていることはあまり知られていませんが、企業局の電気事業と工業用水事業、保健福祉分野の「道立病院事業」の3事業を行っています。
 電気事業はまだ電気が道内に広く普及していなかった時代、北海道も発電事業を行い地域に電気を送っていた名残と、急増する電気需要に応えるために設置した発電所や、北端が石炭を掘るために持っていた発電所を引き取ったものなど全道で8ヶ所の発電所を運営し、北電に売っています。
 工業用水事業は、室蘭、苫小牧、石狩の各工業地帯に必要な水を送るために、広域で初期投資の大きな、採算がとれるまで時間のかかることを道が持っているものです。
 
道立病院も、かつて自前で病院を持てなかった地区や、精神病など採算の合わない専門病院を道が設置してきたものです。
 「総括原価方式」という必要な額で買い取られて黒字となっている電気事業以外は、どの事業も赤字で、苦しい道財政の重荷とも言えますが、これまた、簡単に民営化や、市町村への移管が出来無いものです。私は、今日の質問では、電気事業のあり方と将来について、工水事業では、特に赤字体質から抜けられない石狩工水事業に絞って今後につなげる質問をしました。

バター不足の脅威

 知り合いのお菓子屋さんに、手土産のお菓子を買いに立ち寄った際、ちょっと気になっていたので「バターは順調に入っているかい?」と聞いてみました。
 今年は、昨年の猛暑の影響で牛の分娩が2ヶ月くらいずれ込んで、生産が昨年より落ち込んでいる上に、東日本大震災で東北地方の牛乳生産が4%も落ち込んで、首都圏を中心に飲用乳が不足し、北海道から大量に飲用乳の原料として送られ、そのあおりで最も安い「加工原料乳」への仕向けが減った結果バターと脱脂粉乳の生産が落ち込み、在庫の減少、市場での不足感、となっているものです。
 勿論輸入もしながら調整を図ろうとしていますが、そうそう簡単に輸入ができるものでもないので、クリスマス需要を前にして需要者の不安感は大きいものがあると、この会話で感じました。
 今、乳業への配乳を少し増やして何とかパニックだけは押さえたいという調整がなされているので、平成8年のようなことはないとしていますが、現場での不安は大きいものがあります。
 「不安で不安で仕方がない」という声に応えられるよう、実態の丁寧な説明が必要です。

60周年を迎えた青年部

 根室地区農協青年部協議会が設立60周年を迎え、今日式典と祝賀会が開かれました。
 私が中標津農協の青年部長を務めていたのが丁度30年前で、そのとき30周年を迎えていたことを思い出します。
 戦後かつての産業組合や納会を引き継いで農協が誕生した翌年、農協青年部があちこちの農協に設立されました。
 今回60周年を迎えた協議会はその後各農協に青年部がそろった段階で昭和27年に結成されたので今年が60周年になるものです。
 設立当初は家族が食べていくのがやっと言う状態の中で、生産物をいかに高く売るかに工夫を凝らしたのだそうです。
 その後、オイルショックや、生産調整、BSE、口蹄疫など危機的な事が何度も起き、これを若い力と共同の力で切り抜けて今日の酪農王国が出来てきたものです。
 「皆さんの先輩である組合長始め役員を務めている方達は今の農業をどう守り、将来に繋いでいくかに懸命に取り組んでいる。
若い皆さんは今からどういう農業を目指していくかを考えて切磋琢磨していくことが役割です」などと偉そうに挨拶しました。
 農協批判もある今日ですが、専業地帯では依然として農家の要として重要な役割を果たしているのです。
青年部.jpg挨拶をする中本会長

小春日和

 小春日和が続いて居ます。
 随分前の話になりますが、およそ30年前、ビートの収穫が機械化され始め、共同でドイツ製の自走式ビートハーベスターを導入して、そのオペレーターの一人をしていました。
 11月になると霜や、シバレがきつくなり葉がうまく切れなかったり、ビートにシバレついた土が分かれなかったり、果ては雪が降ってきて、ビートが見えなくなったりととても苦労した思いがあります。
 最近は、暖かい晩秋となって、そんなことが無くなり、まだまだ11月いっぱいは畑仕事が出来そうな気がします。
 温暖化のせいかもしれませんが、知床峠は10月27〜8日頃通行止めになるのですが、まだ日中だけは通れています。
 しかし海は海水温が高く鮭が岸に寄ってこないため、不漁の一因にもなっているとか、良いことばかりではありませんね。

今日から11月

 早いもので今年もあと2ヶ月となりました。
 毎日忙しいと言っている中に、あっという間に時間が過ぎていきます。
 世界が本当にめまぐるしく動いている中で、やらせ問題で止まっているわけにはいかないのではないでしょうか。
 異常なほどの円高、日本が本当に信頼されていてのことなら良いのですが、相対的なものと、国としての戦略のなさが、抜け出られないデフレと円高という国力を失墜させるような事態を続けているのではと思います。
 TPPも然りです。日本はどんな道を志向していて、どんなメリット・デメリットがあるのか、しっかりして丁寧な議論と説明が、認めるかどうかの前提です。
 異常な円高は関税以前の問題ではないでしょうか。