道内調査(留萌の将来)

 道州制・地方分権等調査特別委員会の道内調査で、昨日今日と留萌管内に行って来ました。昨日は、委員会終了後、バスで留萌管内増毛町まで走り、そこで、増毛町の石崎町長と清野町議会議長さんを交えて、懇談をしました。主として、支庁制度改革に伴う地域活性化の話でしたが、個別に懇談した中では、詳しい話や計画が十分説明されていなく、判断がしにくかったことや、現場を重視した人員配置をして欲しい旨の話でした。いずれにしても、既に管内としては受入を決めて、留萌地域づくり連携会議で協議しながら、地域活性化策を決めていくと言うことでした。夜の会食では、当地自慢の「国稀酒造」のお酒や、三国シェフ監修で作ったオビラージュという小平産の葡萄で作ったワインがでて、その歴史と新しい産品への思いを感じました。
 今日は留萌市に会場を移して管内の市町村長さんたちと今後の留萌の活性化策について懇談しました。この中では、全国全道平均を下回る所得についてや、医療の深刻な実態、農業・水産の問題と労力について、菜の花を利用した資源循環型社会への試み、留萌港の再生等々についての話がありました。
 今後議会などを通じて、諸問題を解決できるよう努力をしなければなりません。
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天下り

 今日は定例の一斉委員会で、各常任委員会が1時から開かれました。環境生活委員会は、報告が2点で、北海道消費生活条例の見直しについての答申に関する報告聴取と、第二次北海道配偶者暴力防止に関する基本計画についての報告などがありました。
 国会では参議院の予算委員会で天下りや渡りなどについての追求が報じられています。勿論かつてのような、一年か二年居ただけの関与団体で、高額の報酬と退職金を受け取るようなことは許されませんが、全ての退職者が、関連のあったところへ再就職することを禁じるというのは如何なものかと思います。民間ではそんなことはあり得ないと言いますが、大企業の退職者であれば、多くは関連企業で現役時代の経験を生かして働いています。公務員だって、入る時は厳しい選抜試験を受け、仕事上でも能力一杯の要求を求められながら責任の重い立場へと上がって行きます。そこで得た経験を生かすところへ再就職させないのは、むしろ国家にとってマイナスではないかと思うのですが・・・。勿論、北海道のように厳しい再就職要領を定め、関連するところへはすぐに行かせないとか、給与についても地域の民間の給与を超えない範囲とかの規定を厳守して、不満が出るほどの制限を付けていたりすることは必要かも知れません。再就職組が、役所とのつながりを利用して、競争の中で有利に仕事を得たりすることが問題で、再就職自体を問題にすべき事ではないように思いますが如何でしょうか。

派遣労働と失業問題

 派遣労働や、非正規雇用が問題となっています。
 企業はこれまで、激しい競争の中で効率経営を目指し、あらゆるところでコスト削減に励んできました。そして、価格競争をしながら売り上げを伸ばしてきたはずです。しかし、利益はどんどん減ってきたのが大半の会社ではなかったでしょうか。
 消費者は自分の蓄えをするために、店頭で安いものを選択し、それが人件費の安い中国など後進開発国の製品を輸入する事になりました。
 国内の企業は当然のこととして出来るだけ無駄を省きながらコスト削減に努めて、競争しようとしましたが、いかんせん物価や、人件費が全く違う中では戦えません。そこで次に手を着けざるを得なかったのは人件費コストの削減です。
 臨時雇いや非正規雇用を増やして安い労働でしのぐことです。ここに格差の拡大や、派遣労働が生まれたのです。
安いものを輸入したと言うことは、実は安い人件費も輸入していたのです。
地域を(国を)大事にしないと言うことは、自分の足下を崩していたと言うことなのです。

無駄の効用

 「無駄」というと私達政治に携わるものには、「無駄な公共工事」と言われる言葉が真っ先に思い浮かびます。よく「無駄を省いて効率的に・・・」と言われます。私達も基本的にはそう思います。資本主義経済の中で、酪農もまたそう信じて効率を求めた経営を目指して来ました。しかし、その結果が今の社会の汲々とした息詰まった経済ではないのでしょうか。
 今国会で議論されている「定額給付金」は、世紀の愚策だとか、無駄遣いの極みだとかの批判をされていますが、こんなに余裕感のない家庭経済に普段買えないものを買う気持ちを引き出すとしたら、そんな無駄と思われる定額給付金のようなお金が必要なのではないのでしょうか。
 「液晶テレビを買いたい」、「普段行きたくても行けない温泉に夫婦で行きたい」「何年も行っていない薄野で一杯飲みたい」普段無駄使いと思って我慢していることが実現出来たら、国内消費の増加に繋がるのではないでしょうか。
 無駄と思われるものが実は意外とみんなにお金を回す元になっていると言うことがなかなか分からないものですね。
 日本で一番個人資産を持っているのが、60才以上の高齢者世帯だとの統計もありますが、この年代はもう消費欲が無くなっているのと、将来不安から蓄えを使おうとしません。つまり、無駄なお金が動かないという、最大の無駄があるのです。無駄使いは確実に世間にお金を回します。