漁業資源とロシアトロール船

今日は羅臼町の主立った役の人達が道庁と議会に来訪し、ロシアトロール船の操業停止実現を要望しました。
もうこの要望は10年以上になりますが、領土問題や、相手がロシアの漁業者と言うこともあって一向に前進しません。
その間にスケソウダラだけでなく、ホッケやカレイ、コマイといった魚まで資源がなくなったと見えて獲れなくなっています。
このために羅臼漁協では60人の漁業者を退職金を払って引退してもらい、48隻の刺し網漁船を整理してまでして羅臼の漁業を守ろうとしています。
中層トロールとはいえ、時期によっては標津沖まで進出してきて根室海峡の魚資源が根こそぎ奪われているとしか思えません。
スケソウダラの漁獲量と、ロシアトロール船の操業隻数の相関がはっきりしているのに、資源管理のために規制できないのはお互いのためにならないことは解っていながらどうにもできない政府とは一体何のためにあるのかとさえ思います。


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