共食い社会

子供の貧困、所得格差、貧困家庭の増加など貧困と低所得に関する話題が多く聞かれるようになりました。みんなが貧しく、経済成長を必死で追い求めてきた世代には、隔世の感があります。

バブル崩壊以後、日本がアメリカに大量に電気製品や車を売って経済成長を成し遂げたと同様のことが中国などいわゆる後進国によって取って代わられそれに対抗するために非正規雇用を増やして労賃を低く抑えコスト削減に努めた結果このような格差拡大につながってきたと言えます。

グローバル化が進む前、地域で経済が回っていたころは、お互いがお互いのための仕事をしていたため、少数の人が儲けるということにはなっていなかったものが、生産と消費が離れて、さらに国をまたぐようになって格差が一層拡大してきました。

昔の人が言っていた「共食い社会」つまり共同体社会が崩壊し、個人の利益を最優先する社会は、経済成長を追い求めた究極の結果ではありますが、次に来るものは「社会の崩壊」ではないでしょうか。そしてそれは国と国との間にも及ぶことではないでしょうか。それを進歩というのかは疑問です。