君死にたもうこと無かれ

今日で10月も終わり。一ヶ月の経つのは本当に早いものと思います。今月のニュースの中では、明るい話題ではなかったのですが、いじめを苦にした自殺がクローズアップされていました。自殺の多さ自体が問題なのですが、それが、将来のある子どものことでありまた他人の不用意な言葉や、意図的な行為によるものであるだけに問題となるのです。いじめ行為は勿論許せないのですが、それが学校の管理責任であるかのように報道されているのは、少しおかしいのではと思います。
教育には多くの分野と、側面があるのはご承知のことでしょう。学校教育は、いわゆる学問という知識の分野を担うものですが、現在では、しつけから食育まで、本当は家庭教育や、社会教育の分野まで、全て学校に求めているのではないででしょうか。このあり方を考える時と思います。
もちろん、学校は、子どもが始めて接する集団的社会ですから、集団の中で自分がどうするかをも、体験の中で学ぶ場にもなっています。教師が、子どもという集団を見ていて、気が付いたことは適切に対処してやらなければならないでしょうが、それは人生の先輩としてのことと思います。姉弟や、ガキ大将を先頭にした外遊びが無くなっている、社会の中でもまれた時代と違って、子どもに忍耐力や、適応力が少なくなってもいるように思います。豊で、便利になりすぎた社会の負の部分かも知れません。こんな機に社会での人間としてのあり方を見直してみなければならないと思います。


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