産品移出

地域振興策を立てるに当たって、根室地域では、農・林・水の一次産業の振興がまず第1ですが、そのためには原料での移出ではなく、何らかの加工を施した上でやることが、雇用を含めて地域貢献が多くなることになります。勿論これまでもそうした事は意識されてきましたが、原料が新鮮で優れていることから、これまでは、そのまま出荷されることが殆どで、産業としての広がりや、雇用の増大にはなかなか結びついてきませんでした。よく言われるように、たらこが九州に行って「明太子」として全国に売り出されているのに、産地である北海道ではそのような製品がない、もっと加工をと言うことが言われていましたが、素材の良さ故に、そのままで充分商品になってきたのが現状でした。作ることと、売ることは別で、流通に耐える製品は出来ても、それを売り込んでいくことは非常に難しいのが現実です。今後国内だけでなく、広く海外にも進出する気概を持って、地域の加工産業を育てていかなければならないと、今回の選挙を通じて感じています。


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