高校教育

午後から、羅臼の高校にお邪魔しました。羅臼町はご存じのように半島部で、他の高校には通えないという条件から、昔から中学卒業生の地元高校への進学率が高いところです。それでも今は70%程度とか。全道で高校の適正配置の中で統廃合が取りざたされている中で、危機感を持ち、今年から中高一貫の制度を取り入れ更に受験対応のためにコース性を取り入れたり、職業観や勤労観の育成のために6年間を通したキャリア教育を行ったりするほか、知床という自然に恵まれた地域の特色を生かして自然環境学習を盛り込むなど様々な工夫を凝らしています。悩みは、コース制をとることによって教室数が不足していることや、教員の絶対数が足りないなど、今後への課題もあります。道教委や根室教育局は予算の不足する中で、出来るだけの支援をしているようですが、今後更に課題を精査して地域の子は地域で育てる目標を持ち、せめて80%の子供達が地元高校に進学するようにしたいと思います。管内の5つの高校はそれぞれこのように特色をアピールして、頑張っています。出来ることなら、地元の高校を信頼して頂きたいものと思います。


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