品目横断的経営安定対策

今年から始まった、新しい農業政策の、「品目横断的経営安定対策」が、小麦の収穫を終えて、収量が定まったところで昨年までの対策と大きな収入の開きが出ることが解ってきて、全道の農業者の中で大きな問題となってきています。この対策はWTO農業交渉をにらみ、緑の政策と黄の政策を組み合わせて所得保障をして、畑作経営を安定させようとするものですが、基準数値の取り方や、過去実績の中で、最近の品種改良や、好天の影響、農家の土地改良など栽培技術の向上努力が反映されていない部分があるようです。不作の時は経営を支える仕組みにはなっていますが、収入の減少は農家にとって死活問題で、数日前から、農業団体や農民組合、農政部などから聞き取りをしながら、予算委員会で質問をしてもらう準備をしています。なにぶん畑作のことは十分承知していなかったので、多くの資料と格闘しています。


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