拿捕

昼、根室支庁から第一報が入りました。もうニュースで報じられていますが、また羅臼の漁船が4隻も拿捕されました。今年1月の第38瑞祥丸に続いて北方領土海域での拿捕と言うことでした。今回は安全操業ではなく、国後島の北12海里以内という位地だったと言うことで、漁業はやっていなかったとのことです。体の具合が悪くなって、国後島に向かって進んでいった仲間の漁船を止めようと追いかけて越境してしまったとのことで、事情を斟酌して早く返してくれるのではと期待しています。
北方領土問題が解決すればこんな事はなくなると思っていますが、現実は占拠されており実効支配はロシアが行っているからには、こうしたトラブルの機会はさけられないことです。
前浜で生活できればよいのですが、漁獲物の価格の問題、資源量の減少などの問題があって、ぎりぎりの所まで出かけて行かなければならないのです。そうしたところから今回のような事態が発生する危険性も高まってくるのです。外交まで関係する難しい問題ですが、原則論だけでは解決できないなら、現実論をしていく必要があると思うようになっています。


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