酪農危機突破

午後から、根室管内酪農民集会が開かれました。一昨年・昨年と配合飼料や、石油関連製品が値上がり、加えて脱脂粉乳の在庫が多く減産型の計画生産を強いられたことから収入減となり、収入支出の双方から挟み撃ちにあったようなものでした。それだけに痛手は大きく、2年連続のアンバランスな状態が地域経済にまで大きく響いています。今日はみんな真剣な目つきで、出席した国会議員のワンマンショウを聞いていました。意見の中では、特に最近大型投資をした酪農家に打撃が大きく、またその他の所でも、離農してもその農地を引き受ける者が居ない等深刻なものがあると述べていました。実際、昨年暮れの組合員勘定の結果を聞くと、組合員が貯金や、乳牛販売などでつじつまを合わせたものが多いので、見かけ上は6割の赤字割合で収まっていますが、赤字額の合計は過去にない程大きくなっています。メーカーとの交渉は、5円10銭という近年にはない引き上げですが、まだ不足する分は補給金や、特別対策を求めていくことになります。


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