地方重視と道路財源

先日出席したある方の会合での話です。今の自民党政治の批判、特に小泉改革が如何に地方を疲弊させ、格差を拡大したかと言うところまではそういう一面もあると思っていましたが、今の景気対策を批判した上で、地方の活性化のためには小渕内閣でやったような、思い切った地方での公共投資が必要だとおっしゃったのにはその必要性を感じながらも少々疑問を感じました。
まず「あの公共投資がどれ程の借金を国や道に残したか。そして今の財政硬直化の元になっているかをご存じないのだろうかと言うこと。」
もう一つは、「その公共投資の財源となる「道路目的税」の一般財源化を強力に求めたのはどの政党なのか。その政党が地方重視と謳っているのには矛盾はないのか。」ということです。
小選挙区制度は党と党の戦いだから、マニフェストの比較だと言われますが、こうした論理のすり替えや、矛盾をしっかり見た上で賢明な判断の出来る国民であって欲しいものと思います。


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