ご先祖様

 私の祖母の33回忌を迎え、自宅で伯父叔母や、私の兄弟などで、ささやかに法事を営みました。
もう亡くなって33年にもなるのかという思いや、その後の変化など、法事の後の食事会では様々な話が花を咲かせました。
 私が知りたかった、北海道へ入植した正確な年や、来るに至った理由、入植した場所など、父があまり話してくれていないことや、あやふやなことなどを、みんなの話からほぼ正確にしていくことが出来ました。
 昭和2年、それまでやっていた金物屋や、その関係の商事会社等が立ち行かなくなり、最初は取引のあった朝鮮に移住しようとしたが、親戚一同に反対され、それならと北海道に渡ってきたとのこと。
 厚床から開拓軌道で中標津まで来て、開拓小屋までは、人間の背より高く茂った草原を、祖父が手を挙げて先導しながら進んでいったとのこと。入植してからのことなどは、祖母から子供の頃何度も聞かされていたのである程度知っていましたが、先祖の苦労の一端も知ることが出来ました。
 私達は、先祖の先祖のそのまた先祖から累々と続いてきた血を受け継いで今の人生を生きています。これが絶える時は、人類の絶える時でもあります。自分の子孫を残さないと言うことは人類の絶滅に向かって一歩を踏み出したと言うことではないでしょうか。

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