みんな苦しんでいる

札幌で、北海道板金工業会の総会と懇談会があり出席しました。席上前会長の三浦氏の挨拶で、「下請けの私達は死んでしまう寸前なほど苦しい」との発言がありました。
確かに、板金という仕事は、単独で受注する機会はほとんど無く、何かの建物の発注がある際にその一部として仕事が発生するものですから、公共・民間を問わず緊縮財政と不況下での建物の工事発注が極端に落ち込んでいる今の状況は、この業界には最大の危機だと言うことが良く理解できます。
加えて、建物の建築様式や、素材が時と共に代わり、壁材としていわゆる「トタン材」が使われる機会も少なくなっています。
今日は素材メーカーやそれを扱う流通業者も参加していましたが、例えば今後推奨されていく「太陽光発電パネル」などが、もし屋根材と一体になるなどの技術開発が出来たらそれを施行する業種として、新分野開拓が出来るのではと、素人の私は思いました。
何しろ、全国板金業技術大会で、昨年の加工部門では旭川の山本さんが、今年の建築部門では札幌の熊谷さんが優勝するほど、北海道の技術レベルは高いのですから。
北海道発で新分野が拓けるヒントがあるのではないかと思いました。


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