苦悩

宮崎県での口蹄疫の拡大が止まらず、汚染地域の中にいるすべての豚や牛にワクチン注射をして新たな感染を止めた上で全頭殺処分するという方針が出されました。
14日に中央要請に行った際、感染拡大防止に万全を期すように要請もしましたが、筒井農林水産委員長にお目にかかって感染の多い2町で全頭処分しなければならないのではとお話ししたときには、「法律の改正が必要なので、すぐには出来ない」と言われました。
確かに疑似患畜の指定がないと屠殺後の保証が出来ないとは思いましたが、法律は後から適用する期日を繰り上げてもいいのではとお話ししました。
緊急事態で、拡大を押さえ込むのが何よりも優先しなければならないことでした。
もちろん家畜の飼養者の方にすれば、何とか感染をしないように消毒など徹底しているのに、疑似患畜でもない家族同様の家畜を殺されることには忍びないことです。その苦悩を思いつつも、心を鬼にしなければならない事態だと思います。
今回方針を出した方々も、その対象地域の飼養者の方々も同様に大きな苦悩の中にいると思うと、同情するとともに、そうした中にいる方への今後の支援に万全を期す必要があると思います。
また北海道内でこのようなことにならないようこれまたすべての対策をしておかなければならないものです。


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