国会開幕

今日から通常国会が開かれました。
聞く暇はなかったのですが、菅総理が施政方針演説の一部がちらりと耳に入ってきました「国を開く。政府は今後オーストラリアとFTA交渉を再開し、韓国とも、EUともFTAまたはEPA交渉を積極的に推進していく」と声高らかに強調していました。
世界が一つになって自由に人も物も行き来できるのは理想ですが、それはまた、弱肉強食という狩猟民族の争いの歴史を受け入れることでもあるというところに気がついていての発言かと案じています。
農耕民族社会では、共同して生産し、公平に分け合っていくというのが原則ですが、ヨーロッパの歴史を見るまでもなく戦いの歴史で常に競争が支配していきます。
諸外国に比して競争力が落ちてきたのは、日本がこれまでなしえてきたことは、韓国や中国も出来ることだったからに過ぎず、それはアメリカに対する日本と同じ事なのです。
それを更に上回るアイデアや、技術を磨いてこなかった、あるいは研究投資を抑えてきたことの結果に他ならないことを、菅総理は分かっているのかと思います。


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