エゾシカプロジェクト

北海道のエゾシカは、今では50万頭にも増え、農業だけでなく様々な被害をもたらすようになり、昨年度には自衛隊の協力で駆除試験をしたり、補正予算で各自治体の実施する駆除費用の一部上乗せを実施するなどして、何とか最低限、維持に終わらせるための13万頭駆除に向かって努力しています。
目標通りの駆除が達成できなかったのは、奨励金が少なかったことや、ハンターの高齢化や、減少、そして駆除後の利用が出来なかったことにあるとされています。
各地で少しずつ利用に向けた試みが行われてきましたが、日本にはしか肉を食べるという文化があり、海外への輸出もルートを持たないため経済的に引き合わないのが現状です。
今回、ニュージーランドで養鹿をし、東南アジアを中心に鹿の各部分を輸出してきた方が、北海道の新産業として育てるために汗をかきたいとして、私たちとミーティングを求めてきたので、今日出札して会合を持ちました。
今後各地での取り組みと、今後の方向性について調査の上具体的に進めていって、エゾシカの管理と産業化を図っていくことにしたいと思っています。


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