アジアの成長力

昨日札幌で開かれた、「TPPに関するシンポジウム」では(新聞報道の範囲ですが)やはり推進派から、日本農業の体質改善や、アジアの成長力を取り込む事が話されました。
農業の体質改善は、そのほかの職種や、政治がそうであるように常に外圧によってしか変えられない延長線でしかとらえられていない事を示すものですし、アジアの成長力を取り込まなければ、日本の将来がないという論法はアメリカと同様ながら、それなら何故「環太平洋」なのか、「ASEANプラス・・」ではないのかという疑念に答えるものとなっていません。
出来上がった新自由主義経済の中に裸で入ることを、何故政府は強引に進めようとしているのか、そのことの説明を求めたいものです。


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