国内事情

 尖閣問題で、未だに中国が艦艇を周辺海域に出動させ、アピールを続けています。
 これまでの経過から中国の主張には無理がある部分が大きいのですが、それでも敢えてこうしているのは、中国経済の成長が鈍り、格差拡大が進んでいるため、大衆の不満が膨らんできているものをそこから関心をそらそうとしているとの説もあります。
 古代から国の興亡を繰り返している大国ですから、4千年の歴史の中で、国内の不満が溜まると外に関心を向けるために隣国との諍いを起こすことは常識となっています。
 この視点で日本に関わる領土問題を見ると、大統領選に向けてプーチンに存在感を示したかったメドベージェフの国後島上陸や、兄が逮捕されて国内的な立場の弱くなった李明博の竹島上陸、そしてタイミング悪く国有化を強行した日本に対して、強い態度で出ることで、指導者交代後の権力闘争を有利にしようという中国などの国内事情と合致します。
 ここは「糠に釘作戦」の方が効果は大きいと思うのですが。

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